東欧か中欧か .

 以前は東欧という言葉が指す国は明確でしたが、90年代以降は色々な考えがあります。
 私は、ベルリンの壁が崩壊した89年以降も91年、93年、96年、02年と東欧と呼ばれた国々を訪問し、東欧はあくまで東欧のままと感じ、サイト内の分類は変えていませんでしたし、今回も自分では東欧旅行と考え旅立ちました。
 しかし、スロバキアに入った時に「あれ?」。今までのイメージの西欧みたいになったなというのが第一印象でした。そこまでのブルガリア、ルーマニア、ウクライナとはずい分と雰囲気が違うので、とまどってしまうほど。
 これらの国の人々が、自らもう東欧じゃなく、中欧と主張していることもあり、サイト内の分類を変えようかなと旅の後半は考えていました。

 問題はどこで線を引くか。今回行かなかった旧ユーゴの国々やポーランドに行かないと難しいなぁ。全部行っていれば国分類のカテゴリでアフリカに続いて欧州の分類するんだけど… (笑)
 今まで東欧に入れていた国で、今回の旅で中欧だと感じたのは、スロバキア、チェコ、ハンガリー。東欧のままと感じたのは、ブルガリア、ルーマニア。共通項を考えれば、前者がEU加盟国でカソリックが多い国。後者がEU未加盟国で正教が多い国。教会の外見が旅人には印象深いことと、EU加盟国は今後も増えていくことを考え、当分は宗教で線引きして行くことにします。

 つまり、ポーランド、スロバキア、チェコ、ハンガリー、スロベニア、クロアチアを今後の更新から中欧にすることを決定。

Copyright © 2004-7 MATSUMOTO Kazuto